八重山藍 × バッグ・革草履

稲川留美子さん 工芸品

(いながわるみこ / SAKURA YONAGUNI / 八重山藍振興組合)

  • 与那国島
  • 工芸品
  • 離島マーケ2021

思い

北海道に生まれ、与那国島に移住しました。「与那国町伝統織物協同組合」組合員として、1996年から活動。八重山藍や島の草木で染めた糸で、主に与那国花織の反物を織っています。バッグ、草履、ポーチなど、暮らしに寄り添う雑貨の企画制作もしています。

製造方法

稲川さんが織る「与那国花織」は、綜絖(そうこう)という機織の構造をつかった立体的な織り技法。柄には、花と呼ばれる四角い点の集まりが散りばめられています。分業せず、染めから織りまで全てひとりで行うのも与那国花織の特徴です。 島で行われた後継者育成研修を通じて、与那国花織を学びました。「古典柄の美しさと、同時に新しい柄への許容もある」と稲川さん。時代とともに変化する柄の根底には、遥か昔から愛されてきた美しさがあります。 稲川さんが手作業で染める糸は、つややかで美しい。染める際に出る薪や灰も島の自然循環の一部と考え、畑に戻します。

見分け方

SAKURA YONAGUNIの織物には、「八重山藍」で染めたブルーの糸が欠かせません。 「八重山藍」とは、八重山諸島で栽培された2種類のマメ科の含藍植物からなる染料のこと。「沈殿藍」「泥藍」と呼ばれる、ペースト状の原料をつくるのが特徴。 染料にするとき、合成の還元剤やアルカリ剤などの薬品は使用しません。海に薬品を流さない。持続可能なものづくりを続けています。

つかい方

「与那国花織」の生地をつかい、バッグや革草履に仕立てました。糸の染色から織りまで手間ひまがかかるため、同じ柄の商品は多くはつくれません。柄との出会いは、一期一会です。 草履のインソールや、バッグの取手は、機能性の高いものを選んでいます。長く使ってもらえることを願った、ものづくりです。
氏名 / ふりがな
稲川留美子 / いながわるみこ
組織名
SAKURA YONAGUNI / 八重山藍振興組合
購入方法
SAKURA YONAGUNI ONLINE SHOP : https://shop.sakura-yonaguni.com/
SNS
Instagram : https://www.instagram.com/sakurayonaguni/

SAKURA YONAGUNI / 八重山藍振興組合

沖縄県八重山郡与那国町与那国 397

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